復習のご案内:第6章

  1. p212:いよいよ最終章の第6章です。受講者には馴染みのある「生産検図」です。おそらく、この生産検図だけのために本セミナーに参加したのではないでしょう?

    もし、そであるならば、異常に高価な受講料だと思いませんか?お叱りを覚悟で言わせていただければ、生産検図だけで「真の検図」と言えるのでしょうか?







    つまり、上図の図中における「加工性」「組立性」「検査性」から始まって、「図面番号」「部品構成」「注記」とありますが、前述で解説した「技術者の四科目:QCDPa」のQに関しても中途半端ですし、CもDもPaもありません。

    これでも、検図でしょうか?

    受講者様の職場でも話し合ってみてください。


  2. P220:「真の検図」とは、下図に示すように、机上には検図対象の図面があり、直ぐ近くには「DQD(簡易設計書)の審査結果」「シンプルFMEAの審査結果」「試作の評価結果」の資料があり、それぞれの資料の内容が、図面へフィードバックされていることの「照合」を、当事務所では「真の検図」と定義しています。






  3. p219からp222:図表6-2-1の図面に関して、本セミナーが主張する「真の検図」をトライアルしてみてください。復習としては、一字一句を読んで理解してください。


  4. p223からp224:図表6-3-1の図面に関して、本セミナーが主張する「真の検図」をトライアルしてみてください。復習としては、一字一句を読んで理解してください。



  5. p225からp228:図表6-4-1の図面に関して、本セミナーが主張する「真の検図」をトライアルしてみてください。復習としては、一字一句を読んで理解してください。
    理解した後の「実行(実践)」を期待しています。


  6. p224:皆さんの宿場でも話し合ってほしい課題があります。それがこのページの最後に記載される「設計見積り」です。当事務所のコンサルテーションメニューで強化しているのは「技術者の四科目であるQCDPa」です。

    検図も本来はこの四科目であるQCDPaを検図すべきではないでしょうか?少なくとも「技術者の主要三科目であるQCD」を検図するのではないでしょうか?

    しかし実際はQ、しかも、その一部しか検図をしていないのが実態です。さらに悪いことは「王様は裸!」と決して発言しない日本人技術者の脆弱性が事態を一層悪化させていませんか?思い切った設計改革が必要です。






  7. p227:図表6-4-2は、手動鉛筆削り器の削り子ケースです。このような単純形状の樹脂部品ですが、多くの日本企業では、製造検図と称して製造できるか否かの検図を実施していますが、p228の中段に示すコストの検図を実施している企業はほぼ皆無です。


  8. p231:日本企業の皆さん、いつまで図面ありきのモノづくり文化を推進していくつもりですか?隣国ではすでに始まっている「完全図面レス」への興味はありませんか


  9. p無し:当事務所の重要なお客様からご要望がありました。
    それは、「3次元CADを利用した、3次元CAD独特の検図があるお聞きしました。

    是非、このセミナーでも取り上げてください」とのことでした。それは、下図の示す「断面急変探索」です。




  10. p無し:「断面急変」という単語は当事務所の造語ではなく学術語ですので、ご安心ください。その断面急変とは講義中で教えた「不連続面」のことです。

    その箇所は応力が集中してクラックが入りやすい箇所であり、樹脂成型や鋳物の場合は、流動性が悪化する箇所です。また、プレス機においてはその刃物(プレス)の摩耗が促進して損切する場合が多い箇所です。

    その対策は言葉で説明する分には簡単です。「不連続面を連続面にする」でしたね。


  11. p無し:もし、このセミナーのトピックスレベルで満足できない場合は、下記書籍の入手や別セミナーの受講をお勧めします。
    なお、当事務所の書籍のすべては公立図書館に蔵書されています。皆様の税金の有効活用をお願いします。


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おつかれ様でした。また、お会いしましょう!