今、東〇リバ〇ルのテレビコマーシャルで、・・・
お父さん「さっちゃん、1円玉をつくるのに・・・」
お父さん「3円かかるって知ってる?」
かわいい男の子「そうなの!?」
かわいい女の子「そうなの!?」
が流れています。
当事務所では、それを検証してみました。ただし一切、ネット検索はしていません。
1.技術者として、とても気になるテレビコマーシャル
- たとえば昼食ですが、新型コロナ禍の影響で、筆者はほぼ毎日が事務所で食事を取っています。あるとき、テレビコマーシャルをふとみると、あの有名な不動産会社の「東〇リ〇ブル」が盛んにテレビコマーシャルを流しています。
その登場人物は、「お父さん」「お兄ちゃん」「妹ちゃん」の3人で、いくつかのCMバージョンがあるようです。 - その一つが、冒頭の映像であり3人の会話です。筆者は、普段はあまりテレビを見ないし、ましてやテレビコマーシャルなどには目をやらないのですが、あまりにも二人の子供たちの声とその素振りがかわいくてついつい、その声がテレビから流れると画面を見てしまいます。
もっと、困ったことは、PC画面のYahooニュース画面にバナーとして貼られているので、気が付かない訳がありません。 - そして、「技術ばか」の筆者がとても気になってしまったのが、冒頭の文言、お父さん「さっちゃん、1円玉をつくるのに、3円かかるって知ってる?」です。
2.技術者の四科目はQCDPa
- さて、筆者の毎度のセリフであり、当事務所のコンサルテーション・メニューでもあるのが、「技術者の四科目:QCDPa」です。つまり、「Q(Quality、品質)、C(Cost、コスト)、D(Delivery、期日)、Pa(Patent、特許)の四科目さえしっかりマネジメントできれば一人前の設計者になれます」という指標です。
- 一般人は「たった4科目しかないの?」「そんなの当たり前でしょ!」と言うかもしれませんが、日本人技術者はほぼ「Q」しかコントロールしていません。その証拠に検図は「Q」のみ、企業における設計審査も「Q」のみです。
当事務所はかつて、数多くのクライアント企業と契約してきましたが、そのコンサルテーションの開始時において、検図の「C」、設計審査の「C」を実行している日本企業は皆無でした。 - 以上は、日本人技術者や日本企業を非難しているわけではありません。なんとか、気がついてほしいのです。それは、いつまでも「品質(Q)、品質(Q)」でいいのかと。
そしてもし、同調していただけるなら、少なくとも、社内で主張してほしいと願っております。「王様は裸です!」と。
【裸の王様】