技術者の主要三科目とはQCDです。機械材料の専門書やセミナーでは、材料特性(Q)しか教えません。コスト(C)に関しては「高い、安い」しか教えることができません。
寿司屋や蕎麦屋やラーメン屋で材料費を概算できな店長がいるでしょうか?
本サイトは機械材料の中でも最も加工精度が高い切削材料に関するQCDをここに開示します。
切削部品設計の職人ワザ(1):学校やセミナーや専門書では教わらない切削材料の実務知識(QCD)
- (以下のイントロダクションは、「板金材料の職人ワザ」と同じ内容です)
いくつかの技術系ブログに、ネット検索や専門書のパクリ情報が散見されます。著作権に関しても、ちょっと問題かもしれません。その何が問題かというと「文責」です。匿名のブログは言いたい放題で情報提供に関して何の責任もありません。
一方、本ブログの情報のすべてが下記書籍からの出典であり、当事務所が「文責」を課せられています。
・書籍:ついてきなぁ!加工知識と設計見積り力で『即戦力』
・書籍:ついてきなぁ!材料選択の『目利き力』で設計力アップ
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【↑画像クリックでアマゾンへ移動】 - 「日本の工業高校、大学、大学院は学問を学ぶところであって実務は教えない」・・・ある国立大学の教授が私に対して放った言葉です。堂々と主張するところは尊敬できます。どうやら、日本の高専を除く、工業関係の学校は学問一本であり、実務教育は皆無に近いのではないでしょうか?
それでは、実務はどこで教えているのかと言えば、各企業で教えているようです。その代表例がOJTです。OJTとは「On the Job Traininng」の略で、簡単に言えば、教育システムや教科書や講師などはなく、職場の上司や先輩が仕事を通して新人を育成する方法です。聞こえはよく、昔はこれで良かったかもしれませんが、技術が複雑化した現在では、「手抜きの技術教育」と当事務所では分析しています。
なぜかと言えば、指導役の上司や先輩が本当に指導する力量があるのかということです。少なくとも義務教育の現場では、学校の先生は「教員免許」を所有しています。 - さて、本題の「切削材料の職人ワザ編」とは、学校で教わらない、職場では教える上司や先輩がいないと言うなら、このブログが指導します。「上から目線」と誤解されそうですが、少なくとも文句ばかりを言っているのは無責任ですから、少しでも皆様のお役に立ちたいと願っています。
そして、「設計の職人ワザ」を目指して、この先、熱意をもってご案内します。