復習のご案内:ピラミッドステップの 第3章(匠のワザ-2)

  1. p7からp84:匠のワザ(2):インタラクションギャップ
    トラブルの原因が潜在している場所がトラブル三兄弟でした。これは工業高校の若い学生さんも容易に理解してくれます。もう一つ、潜在している場所を探索する概念が、「匠のワザ(2)」のインタラクションギャップです。言葉で説明するよりも、p80の特性要因図を使用した説明の方が理解できたと思います。
    ほとんど訓練の必要がない「匠のワザ(1)」に対して、この「匠のワザ(2)」は、要因と要因の間、つまり、インタラクションギャップにトラブルの要因が潜在していることを抽出できるまでには訓練(修行)が必要です。と言ってもその訓練は、約1から2週間で身に付きます。やる気があるか否かです。


  2. p85からp106:前述に訓練(修行)という漠然とした単語で表現しましたが、もう少し具体的な訓練(修行)が、たっぷりとここに書かれています。貴社でもこれに沿って訓練(修行)にトライアルしてみてください。


  3. p109:インタラクションギャップが抽出できたら、その先はどうすべきかということですが、本格的には、当事務所が推進している「シンプルFMEA(別名:3D-FMEA)」というトラブル未然防止の開発ツールを使います。

    実名は記載できませんが、日本の自動車企業が採用している複雑怪奇なFMEAもどきは、当事務所のクライアント企業には回避、もしくは廃棄してもらっています。なぜなら、効果があるどころか、毎月がビックリコールを発生しているからです。まさしく、「百害あって一利なし」の状況です。

    いくら「シンプルFMEA」でも少々重たい開発ツールなので、軽い「電卓レベル」のツールが、当事務所オリジナルで評判の高い「6W2Hシート」です。下図は「6W2H」の応用版としての「6W2H週報フォーマット」です。冒頭のからダウンロードできます。