復習のご案内:書籍の第4章:材料選択の目利き力
- p198:学生時代に習った「ポアソン比」。内容は知らなくてもその言葉の響きから記憶している人も多いと思います。なにげなく通り過ごしてしまう「ポアソン比」ですが、CAE技術者のとっては喉から手が出るほど欲しい材料のパラメータではないでしょうか?
ところが、メカ屋のバイブルと呼ばれているJISにその値がない!と悩んだはずです。これに関しては、このブログのp119、p120部分に記載しました。お役に立てば幸いです。 - p無し:何度かお伝えしていますが、隣国の巨大企業では、技術者(設計者)は業務指名制です。つまり、ホステスやホスト、ネールアーティストやエステティシャン、サッカーやプロ野球選手、高校球児や箱根駅伝の選手と同じです。
とくに機械系設計者は下図に示す缶コーラや缶ビールのCAEテストが実施されます。合格者のみ業務指名があります。缶ビール容器が設計できなくて何が設計できるのかと。 - p199:「CAEの結果と現物が合わない」・・・どこの企業でも発する悩みです。その一つの原因がこの図表4-6-3です。ここはさらりと復習しますが、対策と今後の方針は、職場での十分なディスカッションが必要です。
- p209:どこの企業も低コスト化活動は常に実施されています。当事務所へ低コスト化改革のコンサルテーションを依頼した場合、真っ先に取り組むのは調達部(資材部)からの改革です。
具体的に言えば、材料の集中購買です。下図は悪しき例です。
次にその手本を探します。この手本をモデリングと言います。多くは街の飲食店であり、そのオーナーとのインタビューとレポート提出を強要します。質問事項は、たった一つです「材料費を押さえるコツを教えてください」と。 - p210、p210:この両ページも重要です。日本企業の設計審査に多い会話です。当事務所の分析では設計マネジメントの力量不足です。当事務所では設計マネージャー層の力量を強化しています。「E18.復習:狩猟民族の徹底した設計マネジメントによる高速設計法」を覗いてみてください。
- p211からp218:最近の入社試験や転職試験は、「専門学科」のテスト無しの企業が多いと聞きます。当事務所としては驚愕しています。
かつて、このページの一つ一つが出題されていました。定型の試験問題とも言えましょう。なぜ定型なのでしょうか?それほど重要な専門知識だからです。
復習というよりも、完全暗記してほしいページです。隣国巨大企業の設計者は業務指名制でありことをお忘れなく!
おつかれ様でした。また、お会いしましょう!