復習のご案内:ピラミッドの第1章:本講座を理解するための基礎講座

  1. p14とp15:「定価」、「価格」、「値段」・・・これらの単語をごちゃ混ぜで低コスト化会議を開催している企業が存在します。これでは、会議が成り立ちません。
    キチンと単語から勉強しましょう。キチンと基礎から勉強しましょう。


  2. p26:日本人設計者は、自分が設計した部品のコスト(原価)見積りもできないと言われています。その一つの原因が下記の公式を知らないからです。
    もっとも指導者も不在です。したがって、専門書やセミナーでは「高い、安い」の概念しか教えられません。

    ・設計見積り(円)=材料費×加工費×1個当たりの型費【公式1-2-1】
  3. p17:何度かお伝えしている日本人設計者の弱点、その一つが「自分が設計した部品コストが概算できない」・・・これです。学校の先生やセミナー講師が良く表現する「高い、安い」では、設計審査ができません。それよりも前にメシを食っていけません。
    その学習を始める第一歩が図表1-1-1の公式1-1-1です。

    以下、「公式」とは数学や物理における公式ではなく、実務式です

    ・定価=原価×3・・・【公式1-1-1】

    ですが、この公式はライバルが存在する場合の実務式です。ライバルが存在していなければ、3倍ではなく、100倍にしてもお客様は購入するでしょう。


  4. p26:公式1-2-1、公式1-2-2、公式1-2-3、公式1-2-4、公式1-2-5をしっかり理解しましょう。
    そのためには、以下に示すp30からp39を理解しましょう。何度も教科書を読んでください。


  5. p30からp39:繰り返しますが、p30からp39をしっかり理解しましょう。何度も教科書を読んでください。








    たとえば、百円ショップで販売するとき、国内生産か、中国生産かを見極める必要があります。その結論として、
    ① 国内生産で55.5円・・・百均で販売不可
    ② 中国生産で40.2円・・・百均で販売可能

    ここまで算出できることが設計者として必要です。当事務所は、単なる設計者ではなく、「設計職人」を熱血育成しています。


  6. C7:上の図表1-3-1は、樹脂製ブックエンドの事例でしたが、下の図表1-4-1は板金製(SPCC)のブックエンドです。





  7. p40からp49:図表1-3-1同様に、たとえば、百円ショップで販売するとき、国内生産か、中国生産かを製造部に丸投げではなく、設計としても見極める必要があります

    その結論として、
    ③国内生産で42.5円・・・百均で販売可。 補足:前記②の40.2円と比較して販売可能と判断できます。


  8. C8:「現地化」とは海外生産のことではありません。「現地化」とは、まずは国内生産、次に「海外生産」のことを意味します。
    このページで、「現地化」の基本をまずは、単語の意味から学びましょう。