第2章目標の設定と要因分析

(商品設計の開発プロセスから目標を探る)

  1. p16:本講演のお客様対象は、大企業ではありません。中小・零細企業のお客様達です。






  2. p17:日本の大企業、とくに、日本の自動車企業の開発プロセスがこのページに記載されていました。当事務所のクライアント企業様にはお勧めしていません。その理由は簡単です。
    毎月、ビッグリコールを発生している企業に学ぶものはありません






  3. p18:逆にこのページに示した「零細企業に多い開発ステップ(プロセス)」は、お客様(エンドユーザー)に対して、あまりにも無責任すぎます。
    「お客様第一主義」は、この開発プロセスからは微塵も感じられません。


  4. p19:それでは、理想的な開発プロセスはどこにあるのかと言えば、このページに示した「料理、飲食業界の開発プロセス」です

    なぜなら、日本企業における第一激戦地区が、「料理、飲食業界」だからです。この開発プロセスが、目標設定の一歩手前です。


  5. p21:「目標設定の一歩手前」が理解できたなら、最終的な目標はどこかと言えば、それは、p21の「コンカレント開発」です。日本の自動車企業や自動車関連企業様が、「先生!うちは、コンカレント開発なんですよ!」と鼻高々に自慢話をします。

    つい、私も意地悪がしたくなって、「それでは、コンカレント開発で重要なバトン、もしくはタスキの役は何ですか?」と質問します。そうすると、ほぼ100%の担当者が下を向きます。











    なぜ、下を向くのかと言えば、「バトンやタスキ」がなく、それに相当するものが、「阿吽の呼吸」や「口頭連絡」でした。

    話は反れますが、あるテレビ番組で、「日本の高級ホテルと海外の高級ホテルの差はなにか?」と問うホテル経営の専門家がいましたが、それは、「日本の高級ホテルは、価格だけ高級で中身が無い!」とのこと。真髄に触れた瞬間でした。


  6. p22:コンカレント開発に必要な要素は、下図に示す四つの要素です。これらを目標の設定」にしました。






  7. p23:さりげなく、掲載した「要因分析による目標設定の俯瞰」ですが、現在、当事務所が最も力を注いでいる埼玉県川越市に所在するクライアント企業様、そのコンサルティングにおける分析結果です。
    なんと、この1ページに1か月を要しました。それだけ「真剣」だったと言う意味です。