3.無駄な資格ではないと判断したら・・・
- さて、やはり私の立場では、「とにかく合格すれば満足!」は回避させてください。その一歩先を含めたアドバイスとなります。真の目的設定です。
貴方が目指す資格が、前回コラムの『資格取得と「恋」に落ちてはいけません!』と、合致したという条件下で下記コラムを参考にしてみてください。したがって、以下の方々は対象外です。 - ① 資格取得が趣味と言う人:とても素晴らしい趣味で、万人から尊敬されます。
② 合格だけが目的と言う人:上記①とよく似ています。他人(私)からとやかく言われたくはないでしょう。
③ 合格すればこっちのもの:「業務独占資格」ならば理解できます。「業務独占資格」同士の領域で、争いに勝てば勝利者となれるでしょう。
それでは、本題に入っていきます。 - まず、重要なことは貴方の資格がどのようなものかを分析します。むしろ、前回コラムの『資格取得と「恋」に落ちてはいけません!』で分析すべきかと思います。
図表-1は、ある資格試験の戦略です。基本は当事務所オリジナルの「6W2Hフォーマット」で分析します。これが戦略の立案です。
【図表ー1】
たとえば、・・・
① TOEIC
② 昇格試験
③ 資格試験
④ お受験
⑤ 中学受験
⑥ 高校受験
⑦ 大学受験
⑧ 就活
⑨ 転職活動
などの試験準備のための戦略設定に役立つと思います。
貴方が自作した図表-1を、貴方の部屋にA1サイズでポスターにしてください!
4.司会のプロは存在、試験官のプロは不在
- 政治家のパーティーや大物演歌歌手のコンサート、結婚式や株主総会で司会者を務めるプロフェッショナルの方々がいます。若いカップルの結婚式は、予算の都合で友人が司会者を務める場合があります。ド素人の司会者です。
- かつて私は、裕福な知人の結婚式に招かれましたが、そこはプロの司会者が式を進行していました。はやり、とても上手くて印象に残る結婚式だったことを今でも覚えています。
- 一方、試験官はどうでしょうか?プロの試験官は日本には不在です。それぞれの企業や組織団体が、一時的な試験官を専門家でもない方々に依頼しているだけです。そして、試験官になるための試験制度などの関門はないのです。
したがって、全員がド素人なんです。
あっ!ありました。エステティシャンセンター試験を運営・監督する役割を果たす「JEEC登録試験官」。凄い! - 依頼する側は試験官の間で凹凸がないよう、合格基準を話合い、多少の練習をさせています。しかし、筆者が知っている限りは多少の打合せだけで、練習や訓練すらないのが実体です。これはすべてではありません。私の偏見も含んでいます。
- 試験官はプロではない。だからこそ、次のサブタイトルが重要なのです。そのサブタイトルは「試験官のための試験」です。
このセンテンスもいずれは、合格指導本でパクられると思います。