2022年4月頃だったと思います。それは、あの有名な大企業が週休3日制にするとの記事を見ました。
「サービス残業」の単語を経験してきた中高年者にとっては信じがたい制度であり、「24時間働けますか?」と言うリゲイン(第一三共ヘルスケア株式会社)のTV CMを見ていたさらに年上の方々は、絶句してしまうのではないでしょうか?
1.副業推進:日本企業だけのガラパゴス文化
- 週休3日制に関しては、様々な定義があるようです。(2022年5月02日時点)
① 現在の完全週休2日制に「+1日」で、完全週休3日制とする。
② 月から木曜日まで約2時間ずつ残業して、
「2時間×4日=8時間≒1日分」として、金曜日を休暇日とする。
③ 完全週休2日制と上記②の選択制
などです。 - 「サービス残業」の単語を経験してきた中高年者にとっては信じがたい制度であり、「24時間働けますか?」と言うリゲイン(第一三共ヘルスケア株式会社)のTV CMを見ていたさらに年上の方々は、絶句してしまうのではないでしょうか?
ところが、情報企業であるI社のアンケート結果を見ますと、・・・
① 減給でも「週休3日」を利用したい:20.4%
② 給料維持なら利用したい:69.4%
合計:90%です。
【図表-1】 - おやおや、そんなに休みたい日本人になってしまったのですね。
2.海外企業では「業務指名制」
- それでは、海外企業ではどうかというと、それは皆様お得意のWeb検索をしてみてください。一方、私はWeb検索ではなく、実体験を以下の述べたいと思います。
- 当事務所は、隣国巨大企業2社のいくつかの部門と設計コンサルタント契約を締結しています。その企業の開発メンバーは、調達、デザイン、設計、研究、生産技術部門など、すべては「業務指名制」です。
- 「業務指名制」とは、日本で言えば・・・
① 街中のホステスやホスト
② 美容院やエステティシャン
③ ネールアーティスト
④ プロの野球選手
⑤ プロのサッカー選手
などです。 - 社会人ではありませんが、春夏の高校球児や箱根駅伝の選手たちも、ある意味からすると「業務指名制」です。今年の(2022年)の正月、あの青山学院陸上部の駅伝選手たちが再び優勝しましたね。どのくらいシビアな世界か調査してみました。
そうすると、駅伝部員数は40から50人で、今や寮は2か所にあるそうです。
① 町田市の寮:一軍選手
② 相模原市の寮:二軍選手
そして、箱根駅伝に指名される選手は16人。当日に走る選手は往路5人、復路5人の合計10人です。残りの6名は指名を受けたにもかかわらず、控えの選手達です。 - それでは、皆さんに問います。
指名を受ける選手が、青学の野球部へ、サッカー部へ「副業」ができるでしょうか?また、生活が苦しいからと言って、学生アルバイトができるでしょうか?
以下、書くことに躊躇(ちゅうちょ)しますが、指名選手が不調やケガをしたら、それは、控えの選手にとって、ビッグチャンスになるのではないでしょうか? - 私は、彼らにインタビューはできないので、Web検索してみました。検索ワードは「青学△駅伝△ 寮」です。冒頭に出てきたURLが、・・・
『【月報・青学陸上部】2つの寮のシビアな格差。強さの秘密がここに』でした。本文を読まなくても、内容は容易に推定できました。 - 中味を読むと、壮絶な競争が展開されていることが理解できます。彼らの年齢を頭に刻み込んで、是非、お読みください。
- 因みに、隣国巨大企業で、「業務指名制」を受けた社員で、副業者は皆無でした。