日本人設計者だけではないかと思いますが、計算尺やBASIC、ドラフターや青焼き図面が無くなった21世紀になった今でも、未だに目にする古くて悪しき慣習が日本企業の設計部に残存しています。
それは・・・
1.「王様は裸!」と言えない日本人設計者の
悲しい性(さが)
- 21世紀になった今でも、日本企業の設計部に残存する古くて悪しき慣習が・・・
① TQC(旧TQM)
② なぜなぜ問答
③ 5S
④ ポンチ絵
⑤ 設計者の意図する図面
⑥ PDCA
⑦ QC活動、QCサークル
⑧ サービス残業
⑨ OJT
➉ ブレインストーミング
などです。時間をかけて挙げたらキリがないでしょう。これらを一言で言えば「昭和のオジサンやオバサン」が好む手法の数々です。 - 年齢を重ねると、新しいモノや手法を避けるだけでなく非難をします。そして、自分に慣れ親しんだ手法を、あらたな手法を学ばずに次の世代へと押し付ける傾向があるようです。当事務所の調査によれば、それは日本人に多く、たとえば、キャッシュレスですが、韓国は国民の96%がキャッシュレスを利用しているにも関わらず、日本人のそれはたった30%です。(2022年6月時点)
- さて、若手設計者も頭の中で、「何か変だなぁ?」と思っていても、職場では口に出せない日本人特有の悲しい性(さが)があります。
私も二つ目の転職企業で、①⑥⑦などは、とても大きな違和感がありました。同年代の仲間がそれを口に出したら、翌週、どこかへ飛ばされました。まるで、悪しき宗教のようでしたよ。 - 私も、この「ブログ」という一般公開の場で①から⑧の功罪を語ると、ちょっと恐怖感に襲われるので、⑨と➉を選択し、以降は若手設計者が前向きな姿勢となるよう、ポジティブな解説をしたいと思います。