4.シンプルFMEAによる競合機分析のフロー

  1. 本項は、前項で引用した電子レンジの前面ドアから、鉛筆削り器に例を替えて解説します。



    【図表17-3】

  2. 図表17-3は、競合機分析のフローを説明しています。
    まず、競合機のカタログを入手し、競合機の「①設計思想とその優先順位」、および、「②使用目的の明確化」を分析します。

    次に競合機を入手し、カタログ分析による「②使用目的の明確化」と「①設計思想とその優先順位」と現物を対比します。さらに、その現物を分解して部品図や組立図を作製します。

  3. 注目すべきは、ここです。


  4.   この時点、つまり、競合機を使用してみて、さらに分解するとき、競合機のシンプル-FMEAを作製し、RAMの自動作成へと進行します。
    RAMは、貴社で準備されたシンプル-FMEAによって、競合機の長所短所を、とくにQ(品質)に特化したRAMによって示してくれます。

  5. もう一度、図表17-4のフローとしてまとめておきました。


    【図表17-4】