復習のご案内:ピラミッドステップの 第4章(匠のワザ-3)

  1. p120からp124:「匠のワザ(3)」:トラブル完全対策法
    「トラブル完全対策法」・・・なんと衝撃的なネーミングでしょうか?
    ところで、隣国巨大企業の技術者は「業務指名制」です。

    今、説明している「匠のワザ集」を駆使できない技術者は指名されません。そして、このトラブル完全対策法をコントロールできるか否かで技術者として大きな「差」が生じます。なぜでしょうか?ネーミングそのもので、解説は省きます。





  2. p124:フールプルーフ設計思想の方針キーワードは、「目を閉じても安全性や確実性を提供できる」であり、その検証が必要です。検証とは証明のことです。


  3. p131:ヒューマンエラーに関わるトラブルの対策は、ルールなどはありませんが、「フールプルーフ設計思想」がお勧めです。


  4. p134:セーフライフ設計思想の方針キーワードは、「寿命内で決して故障しないために安全率向上などを施す」であり、その検証が必要です。


  5. p147:人命に関わるトラブルの対策は、ルールはありませんが、セーフライフ設計思想」がお勧めです。

  6. p148:フェールセーフ設計思想の方針キーワードは「一部品が損傷しても機器全体の致命的故障にはならない」であり、その検証が必要です。

    たとえば、講義中の暗記ワードで伝えた「センサー1発!もしくは冗長設計」が具体的な技術手段です。前述、「センサー」と記述していますが、ここでは「スイッチ」もセンサーの類(たぐい)と捉えてください。

    一方、このフェールセーフ設計思想は、4つのうち、最も重要な設計思想です。情報系(ソフトウエア)の技術者は、これ1本に「命」をかけます


  7. p150:安全側に倒す」というフェールセーフ設計思想は、技術者の基本思想であり、基本形です。したがって、設計審査における定型質問となっています。


  8. p160:ダメージトレランス設計思想の方針キーワードは、「致命的な各種のミスを許容」であり、その検証が必要です。世界最新の設計思想です。


  9. p174からp175:トラブル三兄弟の絵辞書同様に、トラブル完全対策法の絵辞書を作成しましょう。もちろん、貴社やあなたのグループのオリジナル作品を期待しています。

    ところが、セミナーで「絵辞書」を作りましょうと言ってもほとんど、作成してくれません。しかし、コンサルテーション契約すると必ず作成してくれます。なぜなら、当事務所が強制的に作成依頼するからです。

    セミナーとコンサルテーションの相違を説明していると、当事務所としても悲しくなります。当事務所としても、反省して改善策を練っているところです。

    当事務所のアシスタントが作成した「絵辞書」はp176のURLからダウンロードできます


  10. p無し:匠のワザ(3)のトラブル完全対策法ですが、「これは感激!さっそく業務で使おう!」という受講者がいます。
    実に、甘い!甘い!冒頭のチコちゃんから怒鳴られまよ。そこで、少しは修行してください。ほんの少しでOKです。

    それは、・・・
    セミナーでは各完全対策毎に、あなたのトラブル経験を一件一葉でその事例を挙げてみましょうとお勧めしました。

    さらにどうやるかと言えば、p198の「トラブル対策のノウハウブック」のエクセル版をダウンロードして、過去のトラブル対策集を作りましょう。