その3.復習のご案内:形式編
- p無し:「概論編」の次は「形式編」に入ります。単なる形式ですから、すんなり理解できたかと思います。ただし、技術者専用ですので、重要な「形式編」です。
- p83:一番人気は 、このページの図表3-2-1です(下図)。
皆さんの会社で、年初や期初に壇上へ上ってプレゼンする社長、役員、部長がいると思います。講師は、ある企業に来賓とし招待されたとき、よくよく観察するとまるで走馬灯のようにパワーポイントを捲る役員がいました。
聞いている最中は、色鮮やかなそのパワーポイントは、興味があり楽しかったのですが、講演後に、頭に残る言葉や図表は皆無でした。
日本企業には、このようなパターンの役員や管理職がとても多く存在しているのが少々残念です。そこで下図には、縦軸に講演時間、横に最適なパワーポイントの枚数を記載しました。意外と枚数が少ないことに気が付いていただければ幸いです。 - p86:いきなり構想設計、いきなり電気回路設計、いきなりコーディング、そして、いきなり講演のパワーポイントの作成する人が少なくありません。
論文もパワーポイントも、いきなりではなく、「設計」するのです。設計という単語は未来を構築することを言います。その代表格が「人生設計」です。
図表3-2-4のように、または、その右端の予定枚数のように「パワーポイントを設計」してください。 - p87:項目3-2-3のサブタイトルで「技術者向けプレゼン資料作成のコツは図表が主役」・・・本日のとても重要なメッセージです。
これぞ、「技術者向け:コミュニケプレゼンスキルアップ講座」に相応しいコメントであると自負しています。
昇格論文、資格論文、研究論文の作成時をお役に立つと信じています。 - p無し:「起承転結」・・・小学4年生で習ったこの言葉。基本中の基本です。これを漏れなく実行できるのがp86に掲載した図表3-2-4でした(真上の図表)。是非、活用してください。
- p92からp95:意外なことですが、各社で字体や行間や幅がまちまち。このような企業で、部品の標準化、設計の標準化、作業の標準化を推進していると言っても、誰も信じてくれないと思いますよ。
ただし、当事務所の場合、字体は目の不自由な人のために「BIZ UDPゴシック」に全面変更しています。 - p87:これはもうどうしようもない「ガラパゴス大国日本!」の代表格です。それは「QC矢印」です。
このパワーポイント資料は、一体何をどうしたいのでしょうか? - p103:これもまた困ったものです。それは、色オタクやアニメーション・オタクの存在。あの有名な大型コンピュータ企業、あの大手自動車企業、あのアンダウエア企業、東京老舗の総合商社では、パワーポイント使用禁止です。