復習のご案内: ピラミッドの第6章:ベルトとチェーン
- p184:書籍「ねじとばねから学ぶ!設計者のための機械要素」(復習ブログのE15を参照)に記載される「ねじ」同様、大変困った事象が、図表6-2-1(上部)に示すベルトやチェーンの種類の多さです。
また、図表6-2-1(下部)の表に示す「長所と短所」のような各種情報が記載されていますが、ほとんど、実務では役に立ちません。
えっ!と言われそうですが、この図表は概論知識です。その対策は、経験するしかありません。この育成が「設計職人」への道です。
当事務所は「設計職人」を熱血指導しています。学歴不問、資格不問。求められるのは実力のみです。 - p186:設計初心者には、なかなか思いつかないアイデアが、図表6-2-2に示す平ベルトのねじりです。常に平らな状態で実装するものと勝手に思い込んでいるのです。平ベルトをねじることで容易に回転方向を変換できます。
- p191からp193:図表6-2-6の図中に記載される「テンショナ」の単語に注目してください。
また、図表6-2-8、及び、p193の真下に記載される「ベルトやチェーンにおける~」のセンテンスは、とても重要な設計ノウハウです。これを熟知するのが「設計職人」です。 - p194からpp197:「プーリ」「アイドラ」「テンショナー」って何?大手企業の転職面接で、これを質問すると多くの技術者が回答できません。
p195からp197までを熟読しましょう。
読んで丸暗記しても、あなたの設計力は向上しません。知識だけ豊富になるだけです。これを当事務所では「クイズの帝王」と呼んでいます。
その対策は、実践あるのみです。これを熟知するのが「設計職人」です。当事務所は「設計職人」を熱血育成しています。 - p198からp201:かつて、日本車の多くは「ベルトドライブ」(タイミングベルトドライブ)ですが、ドイツ車の多くは「チェーンドライブ」と言われていました。
その違いを述べてください。p198からp201を何度も読んで理解しましょう。
部品費を除く、ロット3,000個(台)を条件にすると、
① ベルトドライブ組立の設計見積り:11.8円
② チェーンドライブ組立の設計見積り:15.0円
となります。
仮に、中国生産ならば、
①’:1.2円
②’:1.5円
となります。
なぜ、世界中の自動車企業が中国進出を目指したのか?そして、あのテスラモータも中国進出に積極的なのかが理解できます。