3. 誰もスカウトしない日本人設計者

  1. 実は、上記タイトルのコラムは、「誰もスカウトしないの日本人」として、既に公開済みです。
    したがって、本項は別の角度で解説します。
  2. ここで、図表15-1を見てみましょう。
    これは、アマゾンのカスタマーレビューでは酷評を受けている私が執筆した書籍の目次です。その書籍とは「ライバルを打ち負かす設計指南書『攻めの設計戦略』(日経BP社刊)」で、図表15-2にその表紙を掲載しておきました。

    【図表15-1】

    この書籍とは・・・
    【図表15-2】
    【↑画像クリックでアマゾンへ移動】


  3. 図表15-1に掲載される目次「1-2」には、「5N企業では設計者として成長できない」という項目があります。

    それを簡潔に表現したのが図表15-3です。その④に注目してください。
    実は、 自分が設計した部品の材料費の概算もできなければ、部品費の概算もできない設計者は、世界中で日本人設計者だけなんです。

    【図表15-3】


  4. コスト見積りができないと、QDCの中で、できるアイテムだけを管理します。それが、誰でもできる「Q(Quality、品質)」なんです。
    D(Delivery、期日)とPa(Patent、特許)は、管理していますが、軽視しています。


  5. したがって、「Cを攻め込むと容易に潰れる日本製品?」を今回のテーマにしました。