3.弊社のトラブル撲滅はFMEA導入で解決???
- セミナーやコンサルティングの時、「今まで、知らなかった!」と嬉しい感想をいただきます。その箇所は、・・・
① FMEAの前にFTAがある。
② さらに、FTAの前に設計書と匠のワザがある。
ですが、それは、既に掲載済みの図表18-1です。
【↑図表18-1の再掲載】
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当事務所のすべての書籍は、公立図書館に蔵書されています。皆様が納税者なら、税金の有効活用として、是非、公立図書館で書籍を借りましょう。 - 当事務所のホームページ(http://a-design-office.com/)内に、無料ご質問コーナーがあります。実は、本コラムの総ネタの源泉ですが、ここにかなりの頻度で以下のような質問が入ります。
お客様:近年、当社では製品トラブルが頻発し、その損失金額は、経営を圧迫しています。是非、FMEAをご指導ください。
いきなり、「ハイ、わかりました!当事務所にお任せください!」と無責任なことも言えず、医者同様に出張訪問してその具合を診断します。いわゆる往診です。 - すると、直ぐに判明するのがお決まりの本コラムの「F24:良い会社と悪い会社」で解説した以下の「5N(ナイ、無い)企業」です。
① 競合機分析をやらない⇒できないへ
② 強度、安全率、累積公差計算しない⇒できないへ
③ 特許を出さない、特許調査をやらない⇒できないへ
④ コスト見積りをしない⇒できないへ
⑤ 設計審査をやらない⇒できないへ - まだまだありました。それは、・・・
⑥ 検図やらない
⑦ 社員教育やらない
⑧ 図面に一切の公差がない
・・・これが日本企業の実体です。「8N企業」と呼びます。知らぬは社長と投資家なり。 - 筆者の嘆きで顔面蒼白となったあわれな社長の姿を見て、通常ならお断りを入れるはずだったのですが、筆者としては、慣れない大阪弁に騙されてこの企業をコンサルテーションすることになりました。