2.インタラクションギャップを学ぶ前に特性要因図を復習

  1. インタラクションギャップを説明する前の重要な基礎知識は、技術者必携の特性要因図です。技術者必携と言えば、本コラムの「F03:4Mで切れ!4M2Sで切れ!は技術者の合言葉だ!」で解説した図表19-3に示す「QC7つ道具」が基礎知識です。




    図表19-3:QC7つ道具



    そして、7つある中で最も重要な知識が「特性要因図」です。前述のコラムを復習してください。


  2. 次に、「4Mで切った特性要因図」の一例が図表19-4です。




    図表19-4:4Mで切った特性要因図


  3. 特性要因図:「魚の骨」や「フィッシュボーン(fishbone)」と呼ぶ技術者もいますが、論文を書くときや壇上で発表するときは、前者の「特性要因図」の使用が無難です。

    特性:図中に示すように、たった一つの魚の頭が右端にレイアウトされています。ここで大きな問題が見受けられます。「特性要因図」をWeb検索すると、とても困惑する図表が出現します。
    それは、魚の頭、つまち、特性が左端にレイアウトされている場合です。これは邪道とされる場合が多いので、眺めるだけに留めておくのが無難でしょう。

    4Mで切る:特性要因図の第一次要因の基本は、「4Mで切る」から始めます。または、「4M2Sで切る」から始めます。「4Mで切る」と「4M2Sで切る」は世界の技術者としての常識ですから、下記をご自分で勉強しましょう。
    F03:4Mで切れ!4M2Sで切れ!は技術者の合言葉だ!」で復習しましょう。

    各種要因:次に、第2次要因、第3次要因を「なぜ、なぜ、なぜ」と問答を繰り返して深掘りします。


  4. 第3次要因の次に4次、5次と深掘りして図表に挿入すると、誰が見ても難解な特性要因図となってしまいます。これが「百害あって一利なし」の原因です。

    そこで、4次、5次と深掘りする場合は、本コラムの「D18.ボーっと生きてんじゃねーよ!設計品質」で紹介した図表19-5に示すFTAに道具を変換します。この判断が設計職人らしさであり、その修行です。




    図表19-5:FTAの代表例


  5. 以上が、特性要因図作成の基本形です。当事務所のクライアント企業である総合電機メーカでは新入社員教育で学びます。要は新入社員レベルの知識であり、技術者必携のワザと言えます。