復習のご案内:実務講座(書籍版)の 第3章 FMEA版
- p無し:前述したようにFMEAとは、過去トラブルリストがないと作成できません。それほど重要な過去トラブルリストは、トラブル三兄弟エクセル版を推奨します。
- p68:第2章の「匠のワザ集」を理解して、修行を積んだとしましょう。
「匠の道具」は「匠のワザ」があって初めて、効果を発揮するものです。
前ページで解説した「5億円のストラトヴァリウスというヴァイオリン」の事例を思い出してください。それでは、「第3章」に入っていきます。 - p69:有意義なFMEAを職場で展開するためには、内容(内側)よりも簡単にできる外側から固めていきます。そこでp11を見てみましょう。
日本企業におけるセミナーや会議、そして審査の場合、やる気の無い者は必ず居室最後部の両端に座ります。ここは「やる気のない席」と言って、講師や主催者にはとても有名です。知らぬは、好んでそこに着席する「やる気なき者たち」です。
隣国巨大企業では、前述の居室最後部の両端に座ると業務指名がきません。 - p69:そこで本ページp69を再度観察すると、その座席(椅子)をなくし排除するとともに円陣を組みます。次に資料は配布しません。
資料を配布すると、前方で一生懸命に説明している人の話を聞きません。スクリーンも一切見ません。手元にある事前配布の資料を、先へ先へと捲っては「重箱の隅」を突き、あら捜しに注力しているのです。
もしそうでしたら、その改善策は簡単!資料を配らないことです。
最後は、一人でも良いから女性の参加者を入れることです。技術者でなくても構いません。議事録作成の書記の方でも十分です。男性だけが集まると、技術とは無関係のヤジや反論がはじまるからです。 - p177:当事務所とコンサルテーション契約した場合は、このページの形態を強制導入していただきます。それが二画面方式です。とても、高効率なFMEA審査が展開できます。机なし、事前資料の配布無し、女性参加は前述と同じです。
- p71とp79:そもそも「FMEA」とは何でしょう?日本企業では、とくに自動車系の企業では「ガラパゴスFMEAもどき」や「FMEAの方言」が多くありすぎて「役立たずのFMEA」とか、「百害あって一利なしのFMEA」などと言われています。
まずは、FMEAの基本形を学びましょう。その基本が当事務所が推進している「シンプルFMEA(別称、3D-FMEA」です。 - p111からp116:シンプルFMEAの取説はこれまた、とてもシンプルです。このページを熟読すれば誰でも「シンプルFMEA」を実行できます。だから、「シンプル」なんです。そのエクセルフォーマットは、p111のからダウンロードしてください。
とにかく、頭の中でどうしようとかと悩んでいないで、直ぐにトライアルしてみましょう。捨てることならいつでもできます。 - p114:このシンプルFMEAが優れているポイントは、この図表3-5-1に示すように、赤⇒黄色⇒緑という具合に重し付けを自動で作成くれる点です。
たとえば10人集めて優先順位を問うと十人十色の案が出ます。しかし、この図表3-5-1は10人全員で決めた優先順位なのです。まずここから、チームの意思統一が即、できます。 - p114:今回のセミナーは、Q(品質)に注力したトラブル未然防止がメインテーマです。
一方、前述の自動優先順位付けは、競合機分析の強力な分析ツールとして使用します。
これに関しては、「E09:ついてきなぁ!昇進したあなたに贈る『勝つための設計力』」、もしくは、「E16-2:攻めの設計戦略【競合機分析編】」で解説しています。
因みに当事務所の専門は、「競合機潰し屋」で名が通っております。X(旧Twitter)で検索してみてください。
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【↑画像クリックでアマゾンへ移動】 - p117、p118:前述しましたが、p112からp116までを「シンプルFMEA」の取説として熟読していただきました。
追加すべき更なる「シンプルFMEA」の取説としてこの部分を読んでください。 - p119:FMEAを活性化や効率化するためのは、二つの概念の導入が必要です。その一つ目が「ライフサイクル法」です。昔からの格言に「森を見て木を見よ!」と言われてきました。
あなたが作成するFMEAは、図表3-6-1の全体をフォローする「森」ですか?それとも、一部の「木」ですか?森とは図表3-6-1の黒い線で囲った部分であり、木とは一つ一つのステージを意味します。 - p119からp130:もし、重要だと思うステージを選択する場合は、「匠のワザ(1)」のトラブル三兄弟から選択してください。
それでも迷ったら、「××変更」のステージをお勧めします。
早速、「匠のワザ(1)」のトラブル三兄弟が役立ちましたね。 - p130:二つ目の活性化手法は「シナリオライティング法」です。
なんと技術者にもかかわらず小説を書くのが「シナリオライティング法」です。その小説によって、故障モードの抽出を発案(発想)をします。ブレインストーミングで発案する?それって死語ですよ。昭和初期の技術者です。 - p132からp139、p165からp167:シナリオライティング法の事例として、p132から139、および、p165からp167を読んでください。とくに、後者は隣国開発チームの貴重な作品(一部)です。