復習のご案内:書籍の第6章:ゴム成型品

  1. p無し:やっと最後の「第6章:ゴム成形品」になりました。頑張って復習しましょうね。






  2. p217とp218:図表6-1-1と図表6-1ー2は、簡単なゴム成形品の製造方法です。とくに、図表6-1-2は量産タイプです。樹脂部品に射出成形と製造の要領は同じです。設計者にとって、これぐらいの加工知識は理解しましょう。




    【図表6-1-1】




    【図表6-1-2】


  3. P220:図表6-2-1は、当事務所がクライアント企業から1年をかけて収集した「ゴム成形品のトラブルランキング」です。このデータをどう使うかと言えば、
    たとえば、・・・

    ① 上位1位から3位までを徹底検図をすると、第4位以降検図は不要になる。
    ② 設計中に第1位から第3位を意識して設計すれば、ゴム部品に関する全てのトラブルを回避できる。

    という、当事務所のコンサルテーション・メニューです。あまり、教えたくない情報なんですが(笑)・・・。


  4. p223とp224:意外だと思いませんか?ゴム成形品って、結構、加工精度が良いのですよ。したがって、精密機械のOリングが各種のシール部材に使用されています。


  5. p226:これも、当事務所がクライアント企業から1年をかけて収集したゴム成形品に関する「ゴム材料の使用頻度ランキング」です。筆者が若き設計者の頃、ゴム材料の第1位は「天然ゴム」でした。


  6. p227:この図表6-4-2は、ちょっと出し惜しみしたくなるデータです。なぜかと言えば、「どのようなベテラン技術者でも、ゴム材料を選択できる人はいない」と言われているくらいゴム材料の選択は困難です。

    しかし、当事務所としては、若き技術者達を階段の1段目から登らせるには酷だと思い、せめて、階段の中段(踊り場)からのステップアップを推奨して、この図表を掲載しました。
    重要なデータなので、あえて、ここでは掲載を避けますが、皆さんは、図表6-4-2を撮影し、pdf化してスマホなどへ格納して実務に役立たせてください。


  7. p227:図表6-4-2のもう一つの有効活用が、クロロプレンゴムです。「どのようなベテラン技術者でも、ゴム材料を選択できる人はいない」と言われているくらいゴム材料の選択は困難です。」と前述しました。もし、皆さんが図表6-4-2の図中に記載されている〇〇というゴム材料を選択した場合、必ず、「クロロプレン」を予備に選択してください

    仮に前述の〇〇がトラブルを起こして試作が中断することが無いよう、クロロプレンが「場」を繋いでくれます。なぜなら、図表6-4-2は別名、ゴムの「特性通信簿」であり、クロロプレンは、「可もなく不可もなく」という通信簿オール3の材料なんです


  8. p229からp231、C38、p232、C39:ゴム成形品の設計見積り、その演習です。理解できるまで、何度も復習をお願いします。




おつかれ様でした。また、お会いしましょう!