復習のご案内:書籍の第3章(その1):ばねの加工方法とトラブル
- p無し:第1章と第2章では機械要素部品のランキング第1位の「ねじ」を学びました。この第3章からはランキング第2位の「ばね」を学びます。
- p149:当事務所が自慢する機械要素部品の使用頻度に関するランキング表です。とりあえず、機械設計の職人を目指すなら、第1位、2位の「ねじ」「ばね」から始めて、「歯車(ギア)」までたどりつけば、そこまでの累積で88.2%となります。
あれもこれもではなく、集中して、そして、ランキング順に学びましょう。
【←画像クリックでアマゾンへ移動】 - p153:「ばね」と言っても図表3-1-3に示すように多品種が存在します。ここでも当事務所は 、使用使用頻度のランキングを採りました。
- p154:上記のランキング第1位のコイルばねでも、さらに多品種が存在します。それが図表3-1-4です。
- p155:第2章のねじ同様に、簡単にコイルばねの加工法を解説しました。設計職人の場合、図表3-1-5の「コイリング」と呼ぶ機械的な加工法よりも、同ページの①から⑩に示す製造工程(加工のフロー)に注目してください。
さらに、この工程名のグレー部分がコイルばねの製造上のノウハウとなります。したがって、ばね製造企業が工場見学を実施する場合、やたらに製造工程表のパンフレットや掲示は避けるべき行為です。プロが見ればノウハウの只漏れです。 - p158からp161:コイルばねの両端には「フック部」がある場合が多く見られます。しかし、図表3-1-7のように多種に渡るフック部は、その必要性はないと考えます。
是非、貴社にて1種類に限定することをお勧めします。その1種類とは「丸フック」のみです。 - p160:当事務所は、クライアント企業における設計審査のゲスト審査員として度々、参加します。そのとき、コイルばねを使用する場合、・・・
① フック部を必要とする引っ張りばねの禁止
② 上記、圧縮ばねの使用を推奨
③ どうしても、フック部がある引っ張りばねを使用する場合、「丸フック」のみ承認
④ ただし、このとき、図表3-1-8の一方向の運動のみ承認
図表3-1-8に示す「振り子運動」や「円弧運動」での使用は一旦却下します。「一旦」というのは、再審査にて、審査員が納得する根拠を示す必要があります。したがって、納得できれば承認します。 - p162からp169:板ばねの加工法は「板ばね≒板金」であることから、設計職人が求める板金の加工法とほぼ同じであると理解して良いと思います。板金加工は本復習ブログの「E01.復習:ついてきなぁ!加工知識と設計見積り力で『即戦力』」を参照してください。
本格的には下記の書籍を入手するかセミナーへ参加してください。もちろん、コンサルテーションも歓迎します。
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