復習のご案内:コピーテキスト版の 第4ステップ(コスト編)
- p61:前項は、Qに特化した開発ツールとして「シンプルFMEA」の使用を解説しました。本項では、Cに特化した「コストバランス法」の使用を推進します。
この「シンプルFMEA」と「コストバランス法」によるQとCに二本立てでほとんどの競合機は潰せます。是非、チャレンジしてください。 - p62:世の中には「5+2」個の低コスト化ツールが存在しています。この内、当事務所が推進しているのが、「コストバランス法」です。この「コストバランス法」は、低コスト化の開発ツールとして、当事務所のクライアント企業では、まるで、食卓の醤油やソースのように無くてはならない必需品となっています。
これに関しての習得は、下記の書籍を入手するか、他社セミナーや当事務所のコンサルテーション契約で学んでください。
【←画像クリックでアマゾンへ移動】
その前に、この「復習ナビ」の「E11.復習:ついてきなぁ!品質とコストを両立させる『超低コスト化設計法』」を覗いてみるのも良いかもしれません。貴社の商品コストを半分にしてみせます。 - p63:日本人は、次のことをよく言います。品質とコスト、つまり、「QとCの最適化を図ろう!」とか「QとCのバランスをとろう!」と。
しかし、この禅問答のような掛け声で技術者達が燃え上がるでしょうか?その目標点、到達ポイントが不明確なのです。そこで、下図をみてください。QとCの最適化ポイントやバランスがとれたポイントが図中の「90ライン」です。
次に重要なコメントですが、ガンガン低コスト化を図っていくと、そのトータルコストが上昇、一方、トラブルの発生を0(ゼロ)にすると、鰻登りでコストが急上昇します。 - p63:日本人は上図を知らないことが、日本人設計者の弱点です。
- p63:上図の図中における「90%ライン」へ入れるためには、気合いや根性では無理があります。最新のツールを使用します。それが、前述の「モンテカルロシミュレーション」と「コストバランス法」です。
当事務所では、中学1年で習う「XY座標、XYプロット」を多用するコストバランス法を選択し、貴社へ推進します。 - p65:低コスト化のチーム全員が技術者なら、下図のコストバランス法(CB法)の「絵」を使って、ここからいきなり低コスト化活動に入ります。
- p66:しかし、低コスト化のメンバーに文系や体育会系や新人がいた場合、前述の「コストバランス法(CB法)」に慣れるまでには時間がかかります。
そこで、下図の「コストモーメント法CM法)」に切り替えることをお勧めします。一見して、CM法の方がスッキリしますね!明確でスッキリしますね。 - p66:このまま話を続けていくとそれはまるで、「E11.復習:ついてきなぁ!品質とコストを両立させる『超低コスト化設計法』」のセミナーの復習と同じになってしまいます。
- p66:そこで「競合機分析」に話を戻すと、真上の図表が競合機の分析結果だとすれば、0軸より上の部品、つまり、「光学系」「電気回路」「定着器」の優先順位で、低コスト化という武器で攻めていきます。
一方、同様に0軸より下の「鋼板フレーム」「転写機」「カバー系」「用紙トレイ」の優先順位で、軽量化という武器で攻めまくります。とくに、日本企業の商品は「なんでもあり!」や過剰品質な商品が多いので思ってたよりも容易に潰すことができます。 - p74:恐怖の各種製品に関する相関係数の公開してしまいます。
原価を教える、原価情報が競合他社に漏れる・・・これは重大事件です。しかし、下図を見てください。質量と原価の相関係数はほぼ「1」なんです。笑えますよね。 - p75:「先生!実績はありますか?」「・・・」
- p76:ここに記載されている「コストバランス法」を使った競合機分析へのステップを、一行一行踏みしめて理解してください。頭の中で考えているよりも、即実行をお勧めします。