復習のご案内:書籍の第2章:板金/樹脂/切削の加工知識と設計見積りの復習

  1. p60:「今の若手設計者は加工法を知らない」と、虐められていませんか? これは昭和初期のオジサン達のセリフです。

    今は、コンピュータやアプリケーションが進化したので、知らなくても設計できます。ただし、知らないのと無責任(無知)とは異なります。 少なくとも下図の濃い青色部分は理解しましょうね。この後、具体的に復習します。




    【図表2-1-4】


  2. C8からC9:そこで、板厚0.5から3.2mmの場合、このようにすれば板金設計が誰でもできるという「板金設計の絵辞書」を作成しておきました。人気抜群の情報です。

    ただし、これは自然界の公式や数学の公式ではありません。あくまで実務公式と言って、板金設計の初心者でも簡単に設計できる案内図、ナビゲーションです。したがって、必ず、加工現場との事前打ち合わせをお願いします。





  3. C10、C11、p61:前述の板金の絵辞書同様に、樹脂設計に役立つ「絵辞書」を掲載しておきました。


  4. C12からC15:切削部品の設計に板金や樹脂設計のような「絵辞書」はありません。なぜなら、切削部品の設計は板金や樹脂設計よりも容易だからです。その部品の代表例が「軸」です。

    一方、他の専門書や講師が軸設計のときは「逃げ溝」を設けましょうと解説しますが、決して、その「逃げ溝寸法」を言いません。いや、言えないのです。
    C13には、φ5からφ20の条件付きですが、この軸径の場合は「逃げ溝」寸法を公開しています
    貴社の設計ガイドに「逃げ溝」に規定がないのであれば、実務で応用してください。


  5. p76とp77:第3章へ入る前に、第3章の基本を成す「塑性変形」を学習しました。準備運動でした。



    【図表2-4-1】